歯茎が痩せた・歯が長くなったGUM TROUBLE
歯茎のトラブルは当院で解決できます
歯茎が痩せたり歯が長くなったなどのお悩みがあればお気軽にご相談ください。
歯肉退縮についてご存知ですか?
歯肉退縮は、歯茎が後退することで歯根が露出してしまう症状であり、歯周病の進行が主な原因となります。
歯周病は歯垢が歯と歯肉の境目にたまり、歯周ポケットができることで歯根の周りの骨が破壊され、歯肉が後退してしまう病気です。
歯肉退縮と歯周病の関係性
歯周病は歯肉が炎症を起こし、歯と歯茎の間にできる歯石や歯垢が原因で歯肉が退縮してしまう病気です。
歯肉退縮は歯周病の初期症状であり、歯茎が下がって歯根が露出することで、歯周ポケットと呼ばれる歯と歯肉の間の空洞が深くなってしまいます。
歯周病が進行すると、歯根部の骨も破壊されるため、歯が抜け落ちてしまうこともあります。
歯肉退縮の初期症状
- 歯ぐきが赤くなったり変色する
- 歯ぐきが腫れている
- 歯磨きをすると出血する
- 慢性的な口臭がある
引き起こすリスク
審美性の低下
歯周病による歯肉退縮は、歯肉の厚さが減少するため、歯根部分が露出することで見た目が悪くなります。歯が長く見え、歯茎の黒ずみや茶色っぽさが目立ってしまうため、美しさに欠けるとされています。
歯根の露出に伴う知覚過敏
歯周病によって歯肉が退縮すると、歯の根元部分が露出してしまいます。そのため、食べ物や飲み物の温度変化や甘いものなどの刺激に対して敏感になり、知覚過敏が引き起こされることがあります。
特に、歯肉が退縮しやすい下顎の前歯部分は、このような症状が起こりやすい部位です。
歯と歯肉の間に隙間ができる
歯周病による歯肉退縮は、歯と歯肉の間に隙間を生じさせます。この隙間に歯垢や歯石が溜まると、歯周ポケットが深くなり、歯周病の進行を促進することになります。
う蝕(虫歯)
歯肉退縮によって歯根が露出すると、歯根部分にあるエナメル質が失われ、象牙質が露出してしまいます。この部分はエナメル質よりも軟らかく、虫歯にかかりやすくなっています。
また、歯ブラシが届きにくくなるため、歯垢や食べかすがたまりやすく、虫歯の発生リスクが高まります。
歯のぐらつき
歯肉が退縮してしまうと、歯と骨との間にある歯槽骨が失われ、歯が支える骨の量が減ってしまいます。すると、歯がぐらついたり動いたりするようになり、歯の抜け落ちのリスクが高まります。
歯が抜けてしまうと、咀嚼機能が低下して健康被害が生じる可能性があります。
合わない入れ歯がもたらすストレス
入れ歯がきつすぎる場合、歯茎や口の中の組織に圧迫感を与え、痛みを引き起こすことがあります。口内の傷や炎症が悪化し、口内炎や潰瘍が生じる可能性もあります。
これによって、食事や会話が困難になり、生活の質が低下してしまうかもしれません。逆に、入れ歯がゆるすぎる場合は、噛む力が十分に伝わらず、食事の摂取が難しくなることがあります。
さらに、入れ歯が不安定で動揺することで、口内の組織が損傷し、口内炎や潰瘍が発生することもあります。これらのストレスや痛みは、日常生活において不快感をもたらし、食事や会話の制約、自信の喪失などを引き起こすことがあります。
入れ歯を使い続けることの危険性
入れ歯を長期間使用することで、様々なリスクが生じる可能性があります。
残りの歯に負担がかかる
入れ歯を使用することで、残りの歯に負担がかかることがあります。特に、入れ歯が噛み合わせを調整している場合、残りの歯に負担がかかり、歯の欠損や歯周病のリスクが高まります。
また、入れ歯が合わない場合、歯が動いたり、噛み合わせが悪くなることがあります。
歯茎と粘膜が傷つく
入れ歯を使用することで、歯茎や粘膜が傷つくことがあります。特に、入れ歯がゆるすぎる場合、口の中で動いたり、食事中に外れたりすることがあります。
そのため、歯茎や粘膜が擦れたり、痛んだりすることがあります。
顎関節と骨に負担がかかる
入れ歯を使用することで、顎関節や顎の骨に負担がかかることがあります。入れ歯が噛み合わせを調整している場合、顎関節に負担がかかり、顎関節症を引き起こすことがあります。
入れ歯が合わない場合、歯の根元に負担がかかり、歯の根元部分の骨が吸収されることがあります。
入れ歯が使えなくなる可能性も
入れ歯は、使用することで劣化し、ある程度の期間が経過すると、使用できなくなる可能性があります。具体的には、以下のような理由が考えられます。
骨格の変化
入れ歯を使用していると、骨格が変わることがあります。入れ歯が噛み合わせを調整している場合、長期間使用することで、顎の骨に負担がかかり、骨が吸収されることがあります。
また、入れ歯がゆるすぎる場合、顎の骨に刺激を与え、骨が成長することがあります。これらの影響により、入れ歯が合わなくなり、使用できなくなることがあります。
入れ歯の劣化
入れ歯は、使用することで劣化します。特に、入れ歯が口の中で動いたり、食事中に噛み物に当たったりすることで、傷みや欠損が生じることがあります。
入れ歯が汚れたり、虫歯になったりすることもあります。これらの理由により、入れ歯が使えなくなることがあります。
当グループの歯周病治療
歯周病は進行する前にしっかりと治療することをお勧めします。
歯の維持率50%の場合
歯周病により歯の周りの骨が半分ほど溶けて歯がグラグラする状態になった場合、歯の周りの汚れや歯石を取り除くことで歯肉が引き締まり、歯のグラグラが改善されることがあります。
その後は、悪化しないように定期的なメインテナンスを行い、歯を守り続けることが大切です。
歯の維持率30%の場合
歯の維持率が30%程度まで低下すると、歯周病が進行し、歯の周りの骨が溶けて歯がグラグラしてきます。咬むたびに揺れが大きくなり、咀嚼機能が低下してしまいます。
この状態では、奥歯には永久固定、前歯には暫定固定が必要です。ただし、被せ物の状態によって固定方法は異なるため、歯科医師に相談することが大切です。歯の維持率を上げるためには、歯磨きの改善や定期的なメンテナンスが欠かせません。
歯の維持率20%の場合
歯の維持率20%未満になると、歯の周りの骨が消失してしまうため、歯を残すことができません。抜歯を行った後は、その欠損部分を埋めるために、ブリッジ、入れ歯、インプラントなどの治療が必要になります。
患者さんの状態に合わせて、最適な治療法を選択し、歯の機能と美しさを取り戻すために努めています。